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22 — FESTIVALS

祭りと年中行事

江戸っ子は、季節の移り変わりを祭りと市で感じていました。初夏の神輿、夏の朝顔とほおずきと花火、晩秋の熊手。今の東京でも、江戸から続く祭りと市が、季節ごとに街を彩っています。一年をめぐって紹介します。

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江戸の三大祭

史実江戸の三大祭といえば、神田明神の神田祭、日枝神社の山王祭、富岡八幡宮の深川八幡祭りです。なかでも神田祭と山王祭は、行列が江戸城の中に入り、将軍が見物したことから「天下祭」と呼ばれました。2つの祭りは、今は隔年で交互に大祭が行われています。

史実深川八幡祭りは、担ぎ手に沿道から水を浴びせることから「水かけ祭り」とも呼ばれます。夏の暑い盛りに、神輿と観客がずぶぬれになって盛り上がります。

5月・三社祭

史実毎年5月、浅草神社の三社祭では、3日間にわたって100基ほどの町内神輿が浅草の街を練り歩きます。最終日には、浅草神社の3基の本社神輿が担ぎ出されます。「三社」とは、浅草寺の観音像を網で引き上げた兄弟と、それをまつった土地の長の3人をまつることからきています(下町の部屋)。

夏・朝顔市とほおずき市

史実7月の初め、入谷の鬼子母神のまわりでは朝顔市が開かれます。江戸時代の後期、朝顔の栽培が大流行し、珍しい色や形の変化朝顔が高値で取引されたことが背景にあります。

史実7月9日と10日、浅草寺ではほおずき市が開かれます。7月10日は観音さまの縁日のなかでも特別な日で、この日に参拝すると4万6千日分お参りしたのと同じご利益があるとされ、「四万六千日」と呼ばれます。ほおずきは、薬草としても売られていました。

4万6千日7月10日の浅草寺参拝のご利益(約126年分)
約100基三社祭の町内神輿
隔年神田祭と山王祭の本祭

11月・酉の市

史実11月の酉の日、浅草の鷲神社などで開かれる酉の市では、「福をかき込む」縁起物の熊手が売られます。商売繁盛を願う人々が、年ごとに少しずつ大きな熊手を買い替えていくのが習わしです。熊手が売れると、店の人と客が威勢よく手締めをします。11月の酉の日が3回ある年は「三の酉まである年は火事が多い」と言い伝えられています。

ここを見る:熊手の「値切り」と「ご祝儀」

酉の市では、熊手を値切って買うのが粋とされます。けれど、値切った分はそのまま「ご祝儀」として店に渡すのがお決まり。値段のやりとりそのものを楽しむ、江戸っ子らしい遊び心です。

三社祭の神輿
三社祭台東区浅草
酉の市の熊手
酉の市台東区千束など

主な参考資料:神田明神/日枝神社/富岡八幡宮/浅草神社「三社祭」/浅草寺「ほおずき市」/鷲神社「酉の市」

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