トップ / 奈良観光 世界遺産をめぐる
奈良観光 世界遺産をめぐる
奈良県には4つの世界遺産があります。けれど、すべてが奈良市内にあるわけではありません。法隆寺は斑鳩、飛鳥・藤原は明日香と橿原、紀伊山地は吉野から十津川まで。地図の上では近くても、それぞれ半日から1日はかかります。歴史を読みながら歩くための、回り方の案をまとめました。
ラベルの意味:史実記録で裏づけ 有力説多くの研究・資料が支持 伝承言い伝え 都市伝説噂・地元の語りぐさ
4つの世界遺産、どこにある?
史実奈良県の世界遺産は次の4つです。
- 法隆寺地域の仏教建造物(1993年)斑鳩町。法隆寺と法起寺(法隆寺・斑鳩の里)。
- 古都奈良の文化財(1998年)奈良市。東大寺・興福寺・春日大社・春日山原始林・元興寺・薬師寺・唐招提寺・平城宮跡の8資産。
- 紀伊山地の霊場と参詣道(2004年)奈良・和歌山・三重の3県。奈良県内は吉野山、大峯山、大峯奥駈道、熊野古道小辺路など(吉野山・大峯山・十津川)。
- 飛鳥・藤原の宮都(2026年)明日香村・橿原市・桜井市の19資産(飛鳥・石舞台・壁画古墳・藤原京)。
1日目:奈良公園――大仏と鹿と五重塔
近鉄奈良駅から歩いて回れる範囲に、東大寺・興福寺・春日大社・元興寺が集まっています。朝早く東大寺大仏殿へ(開門直後は空いています)。二月堂の舞台から奈良の町を見下ろし、春日大社へ森の中を歩きます。午後は興福寺の国宝館で阿修羅像に会い、猿沢池を通ってならまちへ。夕方、元興寺の古い瓦屋根を見て一日を終えます。
関連:東大寺・春日大社・興福寺・元興寺とならまち・鹿・若草山・正倉院
2日目:西ノ京と斑鳩――奈良時代と飛鳥時代の寺
近鉄西ノ京駅で降りると、薬師寺と唐招提寺が歩いて10分ほどの距離に並んでいます。午前中に二つの寺を回り、バスやJRで法隆寺へ。午後は法隆寺の西院・東院(夢殿)を見て、田んぼの中の道を法輪寺・法起寺まで歩くと、斑鳩の三つの塔に出会えます。平城宮跡を加えるなら、大和西大寺駅からレンタサイクルが便利です。
関連:薬師寺・唐招提寺・平城宮跡・法隆寺・聖徳太子と斑鳩の里


3日目:飛鳥と藤原――自転車でめぐる「国の始まり」
近鉄の飛鳥駅か橿原神宮前駅でレンタサイクルを借りるのがおすすめです。飛鳥寺の飛鳥大仏、酒船石と亀形石造物、石舞台古墳、亀石、高松塚古墳、キトラ古墳の「四神の館」と、丘を越えながら回ります。坂が多いので電動アシスト付きが安心です。余力があれば、大和三山に囲まれた藤原宮跡へ。
4日目以降:山へ――吉野、三輪、長谷・室生、十津川
吉野山へは近鉄吉野線で終点の吉野駅へ。バス(ロープウェイは運行状況を確認)で上り、金峯山寺蔵王堂と吉水神社を目指します。三輪と山の辺の道は、JR桜井線(万葉まほろば線)沿いに歩くコースが整っています。長谷寺と室生寺は近鉄大阪線で一日にまとめて回れます。十津川村と谷瀬の吊り橋は、大和八木駅から新宮駅への長距離バスで、泊まりがけの旅になります。
関連:吉野山・大峯山・十津川・大神神社・山の辺の道・纒向遺跡・長谷寺・室生寺・當麻寺・柳生
季節の行事カレンダー
- 1月若草山の山焼き(第4土曜が例年)
- 2月・8月春日大社の万燈籠(節分、8月14・15日)
- 3月1〜14日東大寺二月堂の修二会(お水取り)
- 4月吉野山の桜(上旬〜下旬)、當麻寺の練供養会式(14日)
- 4月下旬〜5月上旬長谷寺の牡丹、室生寺の石楠花
- 10月鹿の角きり
- 10月下旬〜11月中旬奈良国立博物館の正倉院展
- 12月春日若宮おん祭
日程は年によって変わることがあります。お出かけ前に、各寺社・自治体の公式情報で確認してください。
ここを見る:鹿との付き合い方
奈良公園の鹿は野生動物です。鹿せんべい以外の食べ物を与えないこと、せんべいを持ったままじらさないこと(かまれたり、突かれたりします)、秋の雄鹿や春〜初夏の子連れの母鹿には近づきすぎないこと。手に何も持っていないと見せるには、両手を広げて見せると鹿もあきらめてくれます(鹿の部屋)。
主な参考資料:奈良県観光局/奈良市観光協会/明日香村観光協会/吉野町/近畿日本鉄道・JR西日本(各路線情報)