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12 — MOUNTAINS
奥飛騨と北アルプス
高山の東には、3000メートル級の峰々が連なる北アルプスがそびえます。その山ふところに湯けむりを上げるのが、奥飛騨温泉郷です。険しい岩の峰に初めて道を開いた僧、日本でここだけの2階建てのゴンドラ、雲の上のバスターミナル。山の飛騨を歩きます。
ラベルの意味:史実記録で裏づけ 有力説多くの研究・資料が支持 伝承言い伝え 都市伝説噂・地元の語りぐさ
槍ヶ岳を開いた僧・播隆
史実江戸時代の後期、北アルプスの山々は、まだ人がほとんど足を踏み入れない場所でした。越中(今の富山県)生まれの念仏僧・播隆(ばんりゅう)は、飛騨の人々の協力を得て、1823年に飛騨の笠ヶ岳への道を再び開きます。
史実さらに播隆は、天を突く槍のような岩峰・槍ヶ岳に挑み、1828年に登頂を果たしました。その後も登山道を整え、岩場に鎖をかけて、多くの人が登れるようにしたといわれます。播隆は「槍ヶ岳開山」として知られています。
2階建てのゴンドラ
史実奥飛騨温泉郷のいちばん奥、新穂高温泉から標高2,000メートルを超える西穂高口までを結ぶのが新穂高ロープウェイです。第2ロープウェイのゴンドラは、日本で唯一の2階建て。山頂駅の展望台からは、槍ヶ岳や穂高連峰、笠ヶ岳など、北アルプスの峰々を間近に見渡せます。
雲の上のバスターミナル
史実高山市と長野県の境にそびえる乗鞍岳の、山頂近くの畳平には、標高2,702メートルのバスターミナルがあります。日本で最も高い場所にあるバスターミナルです。自然を守るため、乗鞍スカイラインはマイカーの通行が規制されていて、ふもとからバスやタクシーで登ります。
史実夏でも気温は低く、雪渓が残り、高山植物のお花畑が広がります。天気がよければ、日の出を見に訪れる人も多い場所です。
奥飛騨温泉郷
史実奥飛騨温泉郷は、平湯・福地・新平湯・栃尾・新穂高の5つの温泉地の総称です。湧き出る湯の量が多く、露天風呂の数の多さでも知られています。平湯温泉には、武田信玄の家臣の軍勢が道に迷ったとき、白い猿に導かれて湯を見つけたという開湯伝説が残ります。
ここを見る:平湯大滝
平湯温泉の近くにある平湯大滝は、高さ約64メートル、幅約6メートル。日本の滝百選にも選ばれています。冬には滝が凍りつき、ライトアップされた氷の滝を見る催しも開かれます。


主な参考資料:奥飛騨温泉郷観光協会/新穂高ロープウェイ/乗鞍観光協会/高山市「播隆上人」/日本の滝百選