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01 — JOMON
縄文遺跡群と遮光器土偶
2021年、北海道と北東北の17の遺跡が「北海道・北東北の縄文遺跡群」として世界遺産に登録されました。そのうち8つが青森県にあります。1万5千年前の土器のかけら、石を並べた環状列石、そして雪めがねのような目をした土偶。青森は、縄文の宝庫です。
ラベルの意味:史実記録で裏づけ 有力説多くの研究・資料が支持 伝承言い伝え 都市伝説噂・地元の語りぐさ
青森県内の8つの世界遺産
史実世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」のうち、青森県にあるのは次の8遺跡です。三内丸山遺跡(青森市)、小牧野遺跡(青森市)、大平山元遺跡(外ヶ浜町)、田小屋野貝塚と亀ヶ岡石器時代遺跡(つがる市)、二ツ森貝塚(七戸町)、大森勝山遺跡(弘前市)、是川遺跡(八戸市)。1万年以上にわたって、農耕に頼らず定住を続けた縄文の暮らしの移り変わりを伝えています。
史実なかでも大平山元遺跡からは、約1万5千年前のものとされる土器のかけらが見つかっています。日本で最も古い時期の土器の一つです。
遮光器土偶 ― 雪めがねの目
史実つがる市の亀ヶ岡石器時代遺跡から出土した土偶は、目の部分が大きく横長にふくらんでいます。その形が、北方の人々が雪の照り返しを防ぐために使った「遮光器(雪めがね)」に似ていることから、遮光器土偶と呼ばれるようになりました。縄文時代の終わりごろのもので、国の重要文化財に指定され、東京国立博物館に所蔵されています。左足は失われています。
「宇宙人の姿を写したもの」
大きな目とふくらんだ体の形から、遮光器土偶は宇宙服を着た宇宙人を表している――という説が、オカルトブームの時代に広まった。
祈りの道具と考えられている
土偶の多くは女性をかたどり、壊された状態で見つかることが多い。豊かな実りや安産、病気の回復などを祈る道具だったとする見方が一般的。目の表現も、実際の雪めがねを写したものではないと考えられている。
ここを見る:JR木造駅の巨大土偶
つがる市のJR五能線木造(きづくり)駅の駅舎の正面には、高さ17メートルほどの巨大な遮光器土偶がそびえています。列車が着くと目が光る仕掛けもあり、一度見たら忘れられない駅です。
是川遺跡の漆と、国宝の合掌土偶
史実八戸市の是川遺跡からは、赤い漆を塗った木の器や櫛、腕輪などが、泥の中から良い状態で見つかっています。縄文人が高い漆の技術を持っていたことを示す遺跡です。近くの風張1遺跡から出土した、手を合わせて座る合掌土偶は国宝で、八戸市の是川縄文館で見ることができます。
小牧野遺跡の環状列石
史実青森市郊外の小牧野遺跡には、川原石を並べた直径約55メートルの環状列石(ストーンサークル)があります。石を縦に置き、その両側に平らな石を積み重ねる独特の並べ方が見られます。墓地であり、祭りの場でもあったと考えられています。


主な参考資料:北海道・北東北の縄文遺跡群 公式サイト/東京国立博物館「遮光器土偶」/八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館/青森市「小牧野遺跡」