トップ ⼎ 龍馬の言葉
10 — 名言
インターネットで広がる「龍馬の名言」の多くは、実は司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』など後世の創作です。実際の手紙に残る言葉との違いを知ることも、龍馬を深く知る一歩です。
日本を今一度、せんたくいたし申候姉・坂本乙女へ宛てた手紙(1863年頃)の一節とされる。確かに本人の手によるとされる数少ない言葉の一つ。
世の人は我を何とも言え、我のなす事は我のみぞ知る後年の創作ではないかという指摘もあり、出典の確実な手紙は見つかっていない。
龍馬の人気を一気に全国区にしたのは、明治以降の伝記や、何より1962年から連載された司馬遼太郎『竜馬がゆく』の影響が非常に大きいとされます。小説中の台詞が、いつしか「龍馬自身の言葉」であるかのように広まり、今も名言集サイトなどで実際の手紙と区別なく並んでいる例が少なくありません。このこと自体、歴史小説の力を示す興味深い例でもあり、龍馬ファンの間では知られた事実です。