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11 — 書籍

金沢を、もっと深く読む10冊。

このサイトで触れた人物や出来事を、さらに掘り下げたい人のために。 歴史研究から小説、評伝、思想書まで、金沢の土地と人に深く関わる本を選びました。 旅の前に一冊、旅の帰りに一冊。

家計簿

武士の家計簿 「加賀藩御算用者」の幕末維新

磯田道史/新潮新書

加賀藩で会計を担った猪山家が残した詳細な家計簿から、幕末から明治を生きた武士の暮らしを読み解く。利家の算盤から続く「数字の藩」の実像。映画化もされた。

歴史前田家の生存戦略

利家とまつ

利家とまつ 加賀百万石物語

竹山洋/NHK出版

2002年の大河ドラマの脚本家による物語。尾張の傾奇者が百万石の大名になるまでを、妻・まつとの二人三脚で描く。入門にちょうどいい一冊。

小説前田家の生存戦略

北の海

北の海

井上靖

四高柔道部に憧れて金沢へやってきた浪人生の青春を描く自伝的小説。寺町のW坂、犀川、旧制高校の空気が生き生きとよみがえる。

小説三文豪と学都

高野聖

高野聖

泉鏡花

山中で道に迷った旅僧が出会った、妖しく美しい女の物語。鏡花の幻想世界への入口として最適な代表作。短編集として各社の文庫で読める。

小説三文豪と学都

あらくれ

あらくれ

徳田秋声

明治の東京を、たくましく働き、男たちとぶつかりながら生きる女性・お島の半生。自然主義文学の到達点とされる秋声の代表作。

小説三文豪と学都

性に眼覚める頃

性に眼覚める頃

室生犀星

犀川のほとりの寺で育った少年の、揺れ動く心を描いた自伝的小説。犀星が育った雨宝院の周辺を歩く前に読みたい。

小説三文豪と学都

朱鷺の墓

朱鷺の墓

五木寛之

日露戦争の時代、金沢の茶屋街に生きる女性とロシア人将校の愛を描く長編。主計町に「あかり坂」の名を贈った作家による、金沢を舞台にした作品。

小説城下町と茶屋街

禅と日本文化

禅と日本文化

鈴木大拙/岩波新書

もともと英語で書かれ、欧米に禅と日本文化を紹介した名著の日本語訳。茶道、剣道、俳句に流れる禅の精神を説く。

思想世界へ渡った金沢人

善の研究

善の研究

西田幾多郎/岩波文庫

四高で教えていた時期の思索をもとにした、日本初の独創的な哲学書と呼ばれる一冊。難解だが、「純粋経験」という言葉だけでも持ち帰りたい。

思想三文豪と学都

八田與一

台湾を愛した日本人 土木技師 八田與一の生涯

古川勝三/創風社出版

台湾での現地調査をもとに、八田與一の生涯と烏山頭ダム建設の全貌を描いた評伝。台湾の人々がなぜ今も彼を慕うのかがよく分かる。

評伝世界へ渡った金沢人

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一揆の国から始まった金沢の物語を、もう一度最初から。

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