もっと深く

関連書籍・資料

京都をもう一段深く知るための本と資料館。旅の前に一冊、帰ってからもう一冊。

謎を解く旅の前に読む

  • 『京都ぎらい』井上章一/朝日新書(2015)嵯峨育ちの著者が、洛中の人から「田舎者」扱いされてきた体験から、京都の中華思想をユーモラスに解き明かす。「京都人」とは誰のことなのか。地元の人ほど苦笑いする一冊。
  • 『京都の平熱 ── 哲学者の都市案内』鷲田清一/講談社(2007)京都生まれの哲学者が、市バス206号系統に乗って町を一周しながら、観光地ではない「ふだんの京都」を語る。
  • 『京都の歴史を歩く』小林丈広・高木博志・三枝暁子/岩波新書(2016)観光名所の裏にある近代の歴史まで、研究者が歩いて案内する。本サイトの「都を失った町の逆襲」と合わせて読みたい。

因果の連鎖歴史を深く知る

  • 『応仁の乱 ── 戦国時代を生んだ大乱』呉座勇一/中公新書(2016)わかりにくいことで有名な応仁の乱を、奈良・興福寺の僧の日記を手がかりに描き、ベストセラーになった。
  • 『京都インクライン物語』田村喜子/中公文庫ほか琵琶湖疏水に挑んだ若き技師・田邉朔郎を描いた小説。「挑んだ者たち」の物語として、胸が熱くなる。
  • 『新選組始末記』子母澤寛/中公文庫ほか昭和初期に、生き残りの関係者への聞き取りなどをもとに書かれた新選組ものの古典。「局中法度」のイメージもここから広まった。

人に迫る物語で味わう

  • 『燃えよ剣』司馬遼太郎/新潮文庫土方歳三の生涯を描いた長編。新選組のイメージを決定づけた一冊。
  • 『古都』川端康成/新潮文庫祇園祭、北山杉、西陣。生き別れた双子の姉妹の物語を通して、昭和の京都の四季と暮らしが描かれる。
  • 『羅生門・鼻』芥川龍之介/新潮文庫ほか荒れ果てた羅城門を舞台にした短編。平安京の「影」の部分に触れられる。

世界とつながる英語で読める京都

  • Kyoto: A Cultural HistoryJohn Dougill/Oxford University Press(2006)京都在住の英国人研究者による、京都の文化史。海外の友人に贈るならこれ。
  • Kyoto: A Contemplative GuideGouverneur Mosher(1964)半世紀以上読み継がれている、寺や庭を「味わう」ための古典的ガイド。
  • Shinsengumi: The Shogun's Last Samurai CorpsRomulus Hillsborough(2005)英語で読める新選組の本格的な歴史書。

地形を読む観光客が来ない、玄人の資料館

施設見どころ
京都市平安京創生館京都アスニー(中京区)内。1/1000の平安京復元模型で、朱雀大路や右京の姿を俯瞰できる。
琵琶湖疏水記念館蹴上。田邉朔郎の設計図や工事の記録を展示。インクラインとセットで。
京都市学校歴史博物館下京区。番組小学校の歴史と、町衆が学校に寄贈した美術品。
京都市考古資料館上京区。地下鉄工事などで出土した遺物から、足元の京都を知る。
京都文化博物館三条高倉。京都の歴史を通史で学べる。旧日本銀行京都支店の建物も見どころ。
島津製作所 創業記念資料館木屋町二条。明治の理化学機器が並ぶ、ものづくり京都の原点。

※開館日・時間は変更になることがあります。お出かけ前に各施設の公式情報をご確認ください。

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